2020年夏、大阪府茨木市に新たな芸術祭「茨木映像芸術祭/ Ibaraki Film Arts Festival」が誕生しました。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くの文化イベントが中止に追い込まれ、「表現すること」「感じること」についても制限を感じずにはいられない状況の中、「映像」を表現手段として、あらゆる地域のあらゆる人が触れることのできる芸術祭を立ち上げ、8分19秒以内の短編映像を地域・年齢問わず幅 広く募集しました。 8分19秒とは「太陽から私たちに光が届くまでの時間」です。いつの時代も自己や社会と真摯に向き合ってきたアートを「光」と捉え、実体のない光の作品である「映像」を通して、今という時代の表現を地域を越えて多くの人に届けることをめざしました。 これまでの茨木映像芸術祭では、現代の映像表現を考えるための様々な視点を与える試みとして、審査員による専門的な知識や経験による審議から、多世代からなる市民審査員の討論、誰もが参加できるインターネットによる投票など、多角的な評価を取り入れました。 その後、茨木市内の空き施設や上映展覧会を開催し、市民生活の中で幅広く映像体験ができる場を設けました。
第3回目を迎える今回、茨木映像芸術祭はリニューアルし、足かけ2年にわたる映像芸術祭は、作品募集と新たな審査員を迎え審査を行う「コンペティション」と、受賞発表と茨木市内各所での上映が行われる「プレゼンテーション」の二つの軸によってかたちづくられます。また「コンペティション」と「プレゼンテーション」の二つの軸に付随するイベントやワークショップ、それらを繋ぐプレイベントなども予定しており、応募から上映まで2年間を通じて、より多くのクリエイターや市民に届けることのできる芸術祭を目指します。
時間と密接に関わる「映像」が、過去と現在をつなぎ、勇気を持って未来に踏み出すものになることを願って。
募集期間
【郵送】(USBメモリーまたはSDカード)
2024年8月1日(木)〜12月31日(火)消印有効
【Web】(応募サイトFilm Freeway)
2024年11月1日(金)〜12月31日(火) https://filmfreeway.com/festivals
各賞
グランプリ 20万円(1作品)
準グランプリ 10万円(1作品)
審査員賞 5万円(3作品)
市民審査賞 5万円 (1作品) 有志の採点式+協議式の審査(審査のための鑑賞プログラムを設けて、プログラム参加者で審査をする ワークショップ)
入選作品の発表
審査員の審査により選出された入選作品(計20作品程度を予定)を、2025年3月1日(土)12時ごろに公式ホームページで発表
※授賞式は行いません
受賞作品の発表
2025年春以降に開催予定のプレゼンテーション(上映展覧会)の初日に、入選作品の中から受賞作品を会場と公式ホームページで発表
※授賞式は行いません